2023年もあと少し、一年が過ぎようとしています。
コロナ感染も収束気味で街中は人出で混雑しています。
年末年始に向かって体調管理で気をつけたいことは“食べ過ぎ”です。

寒さが一段と厳しい季節は「温める」&「腹八分目」で免疫力を最大限まで高めましょう。
免疫力の要である白血球に目一杯働いてもらうには、冷えと食べ過ぎを防ぐことが必要です。
そのため、まずできる対策としては、昔から言われているように「腹八分目」を心がけること。また量を抑えるだけでなく、血を汚す原因になる糖や脂質を控えるのも効果的。野菜や魚を中心にした献立がおすすめです。
次に大切なのが「体を温める」こと。
じんわりと汗をかくと、体温が1℃上がった証拠。体温が1℃上がると、免疫力は５〜６倍になると言われています。
平熱が36.5℃に届かない人は、1日１回以上、意識的に汗をかいて体温を上げ、免疫力を高める時間をつくりましょう。

免疫力を高める白血球は、寒さに弱いのが特徴ですが血をキレイにする仕事をしてくれます。体は危険を感じると防衛反応が働きます。
例えば、風邪を引くと発熱し、食欲が落ちます。その理由は、発熱によって体を温め白血球の働きを活発にするためです。食欲の低下は、食事における血の汚れを防ぎ、白血球が病原菌をやっつけるのに専念できるようにするためです。
つまり、具合が悪いときの発熱と食欲の低下は、冷えと食べ過ぎを防ぎ、なんとか白血球に働いてもらおうとしているサイン。
解熱剤を自己判断で飲んだり、「食べないと体力が付かない！」と無理に食べたりするのは逆効果になることがあります。
熱が出て”風邪かな？”と思ったら体の免疫防衛反応かもしれません。
つい過食に走るこの季節、注意してみて下さい。
寒い季節のこのシーズンは、白血球の働きが弱くなっています。
ウイルスや細菌と戦う以外に、白血球は大事な仕事がもう一つあります。
それは血液をキレイにすること。
血液中の糖や脂質は生きるための大事なエネルギー源ですが、多すぎると汚れとなり、体のあちこちで害を発生させます。
そこで、血流にのって全身をまわっている白血球が糖や脂質を食べ、血液をキレイにしてくれるのです。
でもここで落とし穴が。白血球は、免疫の主戦力として働くことよりも、血をキレイにする仕事を優先させる性質があります。
そのため血の汚れを食べてお腹いっぱいになった白血球は、それ以上ウイルスや細菌を食べられなくなってしまうです。
こうして免疫力が弱まった体内では、ウイルスが活発になる危険が高まります。

「1日１汗生活」を心がけてみてください。
今日からでも簡単にできる体温を1℃上げる方法は、
免疫力アップに必要な「じんわり汗をかいて体温を1℃上げる」ための、簡単なエクササイズやストレッチ方法をご紹介している出版本「死ぬまで歩くには1日1分股関節を鍛えなさい」をおすすめします。

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是非在宅でも実践でき、怖い細菌から身を守るために、「1日１汗」エクササイズを取り入れて見て下さい。

寒い季節に体温を1℃上げる工夫
①毎日湯船につかる
汗が出ると体温が1℃上がった証拠ですので、じわじわと汗をかく位まで浸かるようにしましょう。
また、ぬるめのお湯は副交感神経が優位になり、リラックス効果を高めます。ぬるめのお湯につかり、入浴中の下半身のエクササイズも効果的です。
半身浴をする場合は、上半身を冷やさないようタオルなどをかけて浸かりましょう。

②下半身の運動をする
寒い季節は外出しての散歩も億劫になりがち。そこで壁を背に座ってできる「死ぬまで歩くには1日1分股関節を鍛えなさい」がおすすめです。
筋肉をうごかすことで多くの熱を生み出し、また安静にしているときでも筋肉が熱を作ってくれます。
1日の体温の約４０％は骨格筋からつくられるため、筋肉量を増やすことで体温が高まります。
クリスマスやお正月は気の合った人と無理なく会うことは心の栄養になり、免疫力を高めることができます。
ストレスで緊張状態が続くような会食は、自律神経が乱れ交感神経が偏り、バランスが崩れてしまいます。すると、血管が収縮して血行も悪くなり、免疫力の低下や低体温を引き起こします。こころの状態も免疫力と関係しているのです。
心身ともにリラックスして、血行を良くする副交感神経に切り替えましょう。

2023年、楽しいクリスマスとゆったりしたお正月をお過ごしください！

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