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肺と肺活量

2023.09.07

肺年齢は生活習慣で若返らせることができます。
肺の機能自体は一度失われると、元に戻すことはできません。
しかし、喉や肺周辺の筋肉を鍛えることで呼吸機能を高めることができます。
さらに、呼吸法を変えるだけで感染症にもかかりにくくなります。

肺には筋肉がないため肩やお腹と連動する「呼吸筋」の働きが重要です。
呼吸筋の代表の横隔膜をしっかり使うために重要なポイントはしっかり息を吐き切ること。
また、呼吸は吸うことばかりに気をかけますが、吐くことが先決。
たとえば「肺活で声を出すだけの歌手が途中で深く息を吸わないまま何故歌い続けられるのか?」
吐き切れば吸うのは意識しなくても吸えているものです。
「肺活で声を出すだけで自然に息が吸えるのに、息を吸わないでどうして歌い続けられるのか?」と考えた時の答えと同じで、呼吸筋の使い方の工夫で歌い続けることができるのです。
簡単にできる「吐き切り呼吸法」「吸い切り呼吸法」の肺活呼吸法をご紹介します。

できれば朝、窓を開けた時や屋内外の植物の側で胸高の姿勢でやってみてください。
口角を横に広げて、「嬉しい」「楽しい」「美味しい」の発声で10〜15秒、また、唇を上の方に向けて丸くして10〜15秒吐いて吐き出し、さらにもう一度そのまま残りの空気を最後まで吐き出します。
次に、そのまま肺を広げて今度は吸います。
おへそを背中側に引き、お腹をぺたんこにしたままみぞおちを上げ、胸高で肺にできるだけ息を吸い込みます。
そのまま止めて、さらにもう一度吸って3〜5秒止め切り、ゆっくり空気を吐き切ります。
最初は無理しないで徐々に長く止められるようにゆっくり吐き、苦しい時は一気に吐くのも効果的です。

肺機能が低下している人は、肌色も悪いので声や喉だけでなく肌チェックもしてみて下さいね。

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